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建物の状態を把握し安心してお取引いただけるように、専門の講習を修了した建築士が屋根や外壁、室内の壁、天井の雨漏りなどの状態を目視、触診、打診、計測などの方法で調査いたします。
これにより、建物の不備や欠陥をめぐった、物件売却あるいは購入後のトラブルを防止できます。
建物の状況調査は誰が実施するの?
既存住宅状況調査技術者講習※1を修了した建築士が、既存住宅状況調査方法基準に※2に従って行います。
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※1 国土交通大臣が告示に基づき登録した講習であり、5つの講習機関(平成29年6月末現在)が実施。修了者の情報は、修了した講習を実施した講習機関のHPで確認可能。
※2 国土交通大臣が定めた告示。既存住宅状況調査技術者(建築士)による構造・防水に関する調査内容・方法等を規定。
住宅診断の主な調査項目は?
主な調査項目は以下のとおり、調査は目視・計測・書類等により行います。
木造(在来軸組工法)の戸建住宅の例
2階建ての場合の骨組
(小屋組、軸組、床組)等の構成
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鉄筋コンクリート造(壁式工法)の共同住宅の例
2階建ての場合の骨組
(壁、床組)等の構成
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実際の調査実施のイメージ
(戸建住宅の場合)
1. 基礎のコンクリート部分のクラック等を確認(幅0.5mm以上のひび割れ等) 2. 外壁サイディング、サッシ廻りのシーリング材を確認(破断、欠損等) 3. 屋根や軒裏を見える範囲で確認(破損、雨漏り跡等) 4. バルコニーの状況を確認(防水層の劣化状況等) 5. 室内の壁、天井等の雨漏り跡を確認 6. 1階床下点検口、各階天井点検口内の確認(基礎コンクリートや土台の状態、小屋組の雨漏り跡等) 7. 各居室の床、柱等で著しい傾斜の有無を確認(6/1,000 以上の勾配) 8. 各水栓より水やお湯を流し、給水管、給湯管、排水管に水漏れ、詰り、逆流、あふれが無いか確認