2003年に「改正建築基準法」が施行されました。今回の改正では「シックハウス対策」が最重点のポイントとなっており、新築住宅に関してはほぼ問題のないレベルまで対策が取られています。
シックハウスとは建材や家具などから発散されるホルムアルデヒドやクロルピリホス等の化学物質が室内に拡散して人体に害を与えるものです。このうちクロルピリホスについては全面的に使用が禁止され、ホルムアルデヒドに関しては、その発散速度に応じて等級を分類し、低い等級のものは使用禁止、若しくは使用面積を制限することで室内の化学物質濃度を低く抑えるという対策を取っています。
現在、ハウスメーカー各社は最上級の等級であるフォースター「F☆☆☆☆」を取得している、もしくはそもそも規制外商品となっている建材を優先的に採用しており、ほとんどの物件でシックハウス対策は政府基準に照らして問題のないレベルまで落ち着きを見せてきています。