新築なのに完成品が販売されていると聞くと、「売れ残りではないか」と思われるお客様も多いようです。しかし、一概に売れ残りというイメージを持つのは正しくありません。
現在、都心の住宅メーカーは2極化が進んでいます。
1.土地の仕入れと同時に販売(イージーオーダーに対応)し、契約・設計打ち合わせ後に建物を施工
2.土地を仕入れて建物を設計・施工し、完全竣工後に販売
という2つのタイプがあるのです。
前者のタイプでは、買主の要望に沿ったイージーオーダー住宅が建築可能である等、メリットも多いのですが、特に初めて家を買う人にはイメージをつかみにくい場合もあり、実際に立ち上がった時点でイメージのズレが生じてしまうこともあります。そのため、主要メーカーはモデル ルーム(=ショールーム)を作り、実際の建具や部材を目で見て触れて確かめることにより お客様のイメージを極力組み立てやすくするような工夫をしています。

後者のタイプでは、このような点では現物そのものをしっかりと確認することができ、また多棟現場の場合でも全体に統一感を出したデザインが可能になる等の利点があります。会社としては、施工後内覧会を行うことで、地域での広告効果をもたらすことを目的にしているケースもあります。

また前者のタイプであっても、建築途中で諸事情によりローンがキャンセルになってしまった等の事情により再販売されるケースもあり、こうした物件の中にもクオリティの高いものが少なくありません。
このようなタイプの物件の場合には、完成品=売れ残り、というイメージを持つことは誤解であり、実際には良い物件も隠れているといえるのです。